:::: World :::: | 舞台 | 《聖譚樹》 | レイソンの巫子 | ラクリモーサ樹海 | 精霊神殿 | 諸侯 | ■ 舞台 ■ 絶海の大きな島。他の陸地との交流はない。 島の中心には《聖譚樹》という黄金に輝く巨大な樹がそびえたつ。 《聖譚樹》には大地の精霊が宿り、島を守護していると言われている。 そしてその巨大な精霊樹以外、島にはほとんど樹はない。 唯一の例外がレイソンの巫子が住まう精霊神殿の内殿の庭で、 そこにだけは数本の樹があるらしい。 島ではここ十数年、あちこちで地盤沈下や地震、 崖崩れ土砂崩れなどが頻発している。 およそ100年に一度行われる《ミゼレーレの儀》を前に、 島では様々な思惑が錯綜している。 ■ 《聖譚樹》 ■ 黄金に光輝く巨大な樹。 枝葉の大きさもさることながら、真に巨大なのは地下の根である。 島に唯一現存する精霊樹。 ラクリモーサ樹海に囲まれた、島の中心にある。 ■ レイソンの巫子 ■ 同時に複数存在することのない、一時代にただひとりの巫子。 片目が金色であることがその証となる。 歴代の巫子は全て女性だった。 「レイソン」とは精霊神殿での称号である。 ■ ラクリモーサ樹海 ■ 樹海と呼ばれているが、生えているのは木ではなく、 樹枝状の骨のようなもので、骨樹と呼ばれる。 その中にはまれに、骨ではなく琥珀樹脂でできているものがある。 もともと獣が多く棲息する危険な地帯であったが、ここ十数年ほど、 《ラクリモーサの魔女》と通称される女の魔物が出没し、 樹海に踏み入る者を襲っているらしい。 ■ 精霊神殿 ■ 大地の精霊を祀る神殿。精霊樹を信仰している。 金瞳をもって生まれた子供を探し出し《レイソンの巫子》として大切に育てる。 古の精霊との契約に従い、およそ100年に一度、 《ミゼレーレの儀》を行うことにより、島に精霊の加護が得られるとしている。 誓約を破れば精霊は怒り、島に恐ろしい災厄がもたらされるという。 聖譚樹の元でその儀式を行い、契約を果たす役目を負うのが《レイソンの巫子》である。 そのため、レイソンの巫子は16歳になると、 聖譚樹を目指し旅立たねばならない。 内殿と外殿に分かれる。内殿にはレイソンの巫子や、 巫女長を始めとする巫女達が暮らしている。 外殿には男性の祀官が務めており、地方には分殿である地方神殿がある。 ■ 諸侯 ■ それぞれ土地を治める領主のこと。 精霊神殿と諸侯は、権力の拡大を巡って水面下で対立している。 |